フッ素樹脂とは
蛍石(フッ化カルシウムCaF2を主成分とした天然石)と様々な元素と反応させることでフッ素となりそれを応用し加工したものがフッ素樹脂になります。
フッ素樹脂には下記のような特性があり、過酷な環境や特殊な分野など塗料だけでなく様々な形で使用されています。
フッ素樹脂の特性
- 非粘着性
- 非濡性
- 耐摩耗性
- 耐熱性
- 電気特性
- 耐薬品性
- すべり性
- etc
フッ素樹脂は小さなベアリング・ボルト・ナットから巨大な航空宇宙産業機器などに
使用され身近なところではフライパンや炊飯釜のコーディングなどにも使用されています。
Forte(フォルテ)の特徴
高耐候性
forte(フォルテ)は1液型の塗料でありながら2液型フッ素樹脂塗料に匹敵する耐候性を有しています。
forte(フォルテ)の耐候性塗膜は約12年相当経過でも約40%の光沢保持率を維持しています。
※宮古島での試験は国内の街中での紫外線量の約3倍程度相当になります。
高光沢
2液フッ素と同等の耐久性を持ち、長期に渡り鮮やかな光沢感を維持しています。
実際にforte(フォルテ)を使用し塗装した物件の写真を見てみても抜群の光沢感や高級感のある仕上がりになっているのが分かります。
レベリング性(平滑性)
レベリング性(平滑性)にも優れシリコン塗料と比べ蛍光灯の灯りがくっきりと写り、ローラーなどによる
ムラが起きにくく美しい仕上がりになります。
低汚染性
自動車の排気ガス・工場の排煙・生活排気等により
→大気中の有機微粒子等による汚れが付着
forte(フォルテ)は従来の塗料に比べ、高い親水性の塗膜を形成し、雨水で汚れを流れ落とす特徴があります。
塗膜表面が親水性となり空気中の塵や埃、排気ガスなどが浮かび上がり、雨筋汚れが付きにくくなっているのがわかります。
外壁の雨筋汚れ
東京23区内での汚染性試験 暴露期間:6ヶ月
オールマイティー
forte(フォルテ)は1液タイプのため、戸建住宅などの小規模な面積の塗装にも使い勝手に優れ
屋根・外壁はもちろん破風・軒天・雨樋などの付帯部や雨戸などの鉄部にも塗装できます。
施工例
遮熱タイプ
フォルテは夏季の省エネルギーへの貢献、ヒートアイランド現象の効果的な抑止策として期待できる遮熱タイプへの対応もしております。
従来の遮熱塗料と比べても耐候性・遮熱性に優れるシステムを採用しているため
表面温度を10℃程度下げ、熱劣化も抑制します。(気象条件・塗装色に変わります。)
荷姿
【forte(フォルテ)】(1液型弱溶剤フッ素塗料)
- ≪forte(フォルテ)壁用≫
-
主剤:15kg
主剤:4.0kg
艶調整:艶有・5分艶・3分艶(完全艶消しはありません) - ≪forte(フォルテ)屋根用≫
-
主剤:15kg
主剤:4kg
艶調整:艶有(艶調整不可)
- ≪forte(フォルテ)壁用 遮熱≫
-
主剤:15kg
主剤:4.0kg
艶調整:艶有(艶調整不可) - ≪forte(フォルテ)屋根用 遮熱≫
-
主剤:15kg
主剤:4kg
艶調整:艶有(艶調整不可)
塗装仕様
外壁①(窯業系・金属系サイディングボードの場合)
工程 | 商品名 | 塗布量 | 塗装間隔(20℃) | 塗装方法 |
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素地調整 | 旧塗膜の劣化部分やコケ・カビなどは、皮スキ・ワイヤー・ブラシ・スクレーパーなどで除去し
汚れ・塵埃などを高圧洗浄などで除去し、十分に乾燥させます。 |
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下塗 | 万能プライマー《共色or白》 | 0.15~0.18㎏/㎡ | 1日以上7日以内 | 刷毛・ローラー・スプレー |
上塗り(1〜2) | 0.15~0.18㎏/㎡ | 最終養生1日以上 | 刷毛・ローラー・スプレー |
※破風・軒天・塩ビ樋についても上記仕様にて施工いたします。
※遮熱塗装の場合は【下塗+上塗×2回】の3工程です。
外壁②(モルタル・リシン・吹付タイルの場合)
工程 | 商品名 | 塗布量 | 塗装間隔(20℃) | 塗装方法 |
---|---|---|---|---|
素地調整 | 旧塗膜の劣化部分やコケ・カビなどは、皮スキ・ワイヤー・ブラシ・スクレーパーなどで除去し
汚れ・塵埃などを高圧洗浄などで除去し、十分に乾燥させます。 |
|||
下塗 | 微弾性フィラー | 0.3~1.1㎏/㎡ | 5時間以上3日以内 | マスチック・ウール ローラー |
上塗り(1) | 0.12~0.15㎏/㎡ | 5時間以上3日以内 | 刷毛・ローラー・スプレー | |
上塗り(2) | 0.12~0.15㎏/㎡ | 最終養生1日以上 |
屋根①(コロニアルの場合)
工程 | 商品名 | 塗布量 | 塗装間隔(20℃) | 塗装方法 |
---|---|---|---|---|
素地調整 | 旧塗膜の劣化部分やコケ・カビなどは、皮スキ・ワイヤー・ブラシ・スクレーパーなどで除去し
汚れ・塵埃などを高圧洗浄などで除去し、十分に乾燥させます。 |
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下塗 | 屋根用万能プライマー《共色》 | 0.2~0.23㎏/㎡ | 1日以上7日以内 | 刷毛・ローラー・スプレー |
屋根用エポキシプライマー《クリヤー》 | 0.1~0.15㎏/㎡ | 24時間以上7日以内 | ||
上塗り(1〜2) | 0.18~0.20㎏/㎡ | 最終養生1日以上 | 刷毛・ローラー・スプレー |
※モニエル瓦・釉薬瓦【和瓦】の場合は上記仕様では施工できません。
※他の部材の施工につきましてはお問合せください。
屋根②(トタン・鉄部の場合)
工程 | 商品名 | 塗布量 | 塗装間隔(20℃) | 塗装方法 |
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素地調整 | 錆や旧塗膜で剥がれ部分、膨れ部分等は皮スキ・ワイヤー・ブラシ・スクレーパーなどで除去し
汚れ・塵埃などを高圧洗浄などで除去し、十分に乾燥させます。 |
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下塗 | 1液形エポキシ錆止 | 0.12~0.15㎏/㎡ | 4時間以上7日以内 | 刷毛・ローラー・スプレー |
上塗り(1〜2) | 0.18~0.20㎏/㎡ | 最終養生1日以上 | 刷毛・ローラー・スプレー |